◇ 落ち着いたと思っていましたが、5月は意外とガタガタの値動きでした。いわゆる真空地帯で変動しやすい状況に加えて、決算発表への反応もあったからでしょう。でも、急落から戻ったあと、さらに伸びる銘柄、あらためて下落する銘柄、横ばいをみせる銘柄と分かれたことは非常に自然な結果です。また、直近では、あらためて市場全体がジワッと好転している雰囲気ですし、低位株の動きもわるくないと感じます。
◇ トランプ大統領の政策うんぬんは、完全に賞味期限切れの材料です。でもメディアは、相変わらずネガティブに報じています。そんな気運を受けて、上場企業も、業績予想を控えめにしていると想像できます。つまり、年の後半には上方修正が多くなると期待します。
◇ そんななか、買い選定を検討した銘柄はあったのですが、討論の結果、来月以降に再び検討と結論づけました。現時点での買い銘柄を売買することに集中したいと思います。
◇ 今月は、注意銘柄を3つ新規に選んだほか、買い銘柄から1つ除外(長期経過で動きなし)、注意銘柄から1つ除外(TOBにより上場廃止予定)という結果でした。
※新規の買い銘柄がなかったので、『林投資研究所レポート』会員向けの「速報レポート」(月末にメール送信)では、買い選定を検討中の銘柄、そのほか例会で気になった値動きなどの解説をお届けします。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 0銘柄
新規注意銘柄 3銘柄
買い銘柄から除外 1銘柄(長期間経過するも動きなし。選定のミス)
注意銘柄から除外 1銘柄(TOBにより上場廃止予定)
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『林投資研究所レポート』6月号に掲載します。
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2025年6月7日 林 知之