◇ 急落のあと、多くの銘柄が、期待以上のペースで値を戻しました。実践者の立場でざっくりと表現したら、「なにもなかった」と言えるくらいです。
◇ メディアの論調は、なぜかトランプ大統領の政策に対して極端に否定的で、なにがあっても悪材料視します。世界が巻き込まれているので、ある程度の混乱はあるでしょう。でも、少なくとも世界経済を停滞させるものではないと思いますし、アメリカが強くなれば日本の立場も相対的に向上するはずです。日本株にとって、プラスの構造が生まれつつあるのだと認識しています。
◇ ただし、企業によっては、新しい構造がマイナスに働きかねません。すでに株価は落ち着き、個々にバラツキが出ているようです。新しい流れを見極めながら、これまでどおりの基準で銘柄を選んでいきます。
◇ 今日の例会では、以前から注目していた2銘柄を、「買い銘柄」に選定しました。一方、高配当ながら値動きが思わしくない買い銘柄を1つ削除しました。選定のミスと考えます。そのほか、3銘柄を新規の注意銘柄として選びました。
※新規の買い銘柄は、『林投資研究所レポート』会員向けの「速報レポート」で、今月中に解説をお届けします。
◇今月の銘柄異動
倍化達成確認 0銘柄
新規買い選定 2銘柄
新規注意銘柄 3銘柄
買い銘柄から除外 1銘柄(「選定の前提」が消失したと判断。選定のミス)
注意銘柄から除外 1銘柄(上昇して今後チャンスなしと判断)
※今後の展望を含めた詳細は、今月末に発行する『研究部会報』5月号に掲載します。
- 『林投資研究所レポート』会員には、新規買い銘柄の速報(解説)を、月末ごろにメール配信します。
- 『研究部会報』および『林投資研究所レポート』には、FAIクラブ例会での議論などを紹介しています。実践者の声を、有効活用してください。
- FAI投資法の補足資料として、「小動き・長大陽線・連続陽線」リストを掲載しています。
2025年5月10日 林 知之