FAIクラブ2026年6月の例会では、買い銘柄の選定はありませんでした。
「相場の流れを見極めたい」という気持ちがあり、積極的に買い選定を検討しなかったような感じですが、売買の実践者として「現在のポジションに集中したい」という気持ちも強くありました。
そんな状況を受けて今回は、現在の市場について、私なりの感覚をお伝えしようと思います。
イラン戦争前から下げていた銘柄
2月末まで、多くの低位株が底上げのような状態でジリ高をみせていました。
そして、2月末のイラン戦争スタートを機に、その流れが変わりました。
上記の説明は、決して間違っていないと思います。
でも、個別銘柄の動きを見ると、当てはまらないケースも少なくありません。
例えば、FAIクラブ注意銘柄のタカミヤ(2445)は、2月10日に高値をつけています。2月も陰線でした。
また、同じく注意銘柄のエンカレッジ(3682)は、1月29日が高値でした。
「上記の説明は、決して間違っていない」と述べましたが、条件つきで切り取れば、ということです。
メディアは「イランの戦争」をネタに、株価指数の騰落を解説していますが、その行方が不透明な状態で株価指数が大きく上伸、新高値を更新していたのですから、説明の矛盾が明らかになっていると思うのですが、関係なくグイグイと切り取り情報で押してきますよね。
私たちは、そんなニュースに多少なりとも影響されながら、値動きの本質を捉えるべく、個別銘柄の値動きに目を向けるのが務めです。
新しい流れもある
直近、低位小型株を中心に個別銘柄全般が弱い動きをつづけるなか、切り返して上伸しているケースもあります。
例えば、買い銘柄の京三製作所(6742)は、大きく上伸して新高値を更新しています。
値動きは個別に異なる──。
もちろん、ベテランなら当たり前に考えていたことですが、昨今の相場はAI、半導体をテーマに一部の銘柄が物色され、株価指数が極端に伸びています。
すんなり受け入れることが難しい状況で、感情的にも混乱します。
モヤモヤしたり、イラッとしたり……個別銘柄の動きが異なることをあらためて意識し、個別銘柄の観察に集中することが求められます。
「丁寧かつ控えめ」が基本
株価指数が伸びるなか、4月と5月は多くの個別銘柄が下落傾向でした。
問題は、この先です。近未来をどう予測するのか。
選定銘柄を見ていて、下げ止まってきているものは多いように感じます。
また、早い段階で切り返している銘柄もあります。
ところが、まだ弱い、下抜けの可能性もある、と感じてしまう銘柄もあります。
物色される低位株があるので、全面的に休む必要はないでしょう。
しかし、元気な銘柄は一部分で、下げ止まったと思える銘柄がいつ動くかが焦点です。
「下げ止まり」を確認しながら丁寧に買う、逆張りで少し先回りするのが基本形ですが、対象とする銘柄全体の動きが十分に活発ではない以上、丁寧に買っているつもりでも、結果が出ないうちに手持ち株が増えていきます。
先回りして買っていくにしても、ゆっくりを意識するとか、ムリに買わずに「上がりはじめてから乗ってもいい」くらいのイメージをもつとか、少し控えめな力加減のほうが苦しい状況が生まれにくいでしょう。
個々の銘柄の判断に加えて、資金全体の回転、資金稼働率といったことを意識してください。
そのほか注意銘柄の異動
前述したように、買い銘柄の京三製作所(6742)は、6月4日の終値900円で買い選定時の倍化達成を確認しています。
今月、新規の注意銘柄は、以下の2銘柄です。
- 4689 LINEヤフー
- 8013 ナイガイ
ナイガイは、長期にわたって無配です。したがって、復配が買い選定の第一条件です。
一方、以下の2銘柄は、上昇してしまったため、注意銘柄から除外しました。
- 6635 大日光エンジニアリング
- 6768 タムラ製作所
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