ホーム相場の資料 > チャートの実例

チャートの実例

このページの目次

 各種のチャートの解説

 追加の読み物

月足(つきあし)

◆月足(ローソク足)の描き方

研究所の月足チャート月足は、1カ月間の値動きから「始値」「高値」「安値」「終値」の、いわゆる4本値(月間高低)を出し、それを1本の足(あし)として描きます。12本で1年を表現できるので、長期の上げ下げを見るために使います。

月初めの価格(初日の寄付)と月末の価格(最終日の終値)を比べて、上がっている場合は白抜きの四角を描きます。これを、「陽線」(ようせん)といいます。月末のほうが安い場合は黒で塗りつぶした四角を描き、「陰線」(いんせん)と呼びます。陽線でも陰線でも、この四角形の部分を「実体」と呼びます。

「高値」と「安値」は、日々のザラ場(日中の個別の売買)の高値と安値を採用します。これを、実体の上下に線で書き加えます。この部分を「ヒゲ」と呼びます。1カ月の間に、例えば「大きく上げたあと、だらけてしまった」場合は、長い上ヒゲ(うわひげ)ができます。逆に「大きく下げたあと、月末には戻していた」場合、長い下ヒゲ(したひげ)を描くことになります。長いヒゲが多い場合は、その銘柄は「値動きのサイクルが短い」「値動きが荒い」ということです。

下の図は、1カ月間の値動きとローソク足(陰陽足)を対比したものです。これほど単純な値動きばかりではありませんが、ジグザグとした細かい動きがローソク足におさめられる過程がよくわかると思います。

1カ月の動きとローソク足

標準的には、実体を2mm幅で描き、次の足との間は実体部分に1mmのすき間ができるようにします。ですから、1年で36mm右方向に進みます。

◆月足の見方

この、白抜きの「陽線」と黒塗りの「陰線」で表現する形式を陰陽足(いんようあし)といいますが、形がローソクに似ていることから「ローソク足」とも呼ばれています。ちなみにアメリカでもローソク足を見る人は多く、「ローソク」を訳して「Candle stick chart」と呼んでいます。

陰と陽で表現し、なおかつ1本の線に4つの価格要素(「始値」「高値」「安値」「終値」の4本値)が含まれているので、意外と情報量の多いチャート形式です。そのため、1本ごとの形や2本以上の組み合せ(線組み=せんぐみ)に注目する経験則や予測法があります。しかし基本は、「トレンドを見る」ことです。1カ月の間には約20日の立会がありますから、例えば「月末の価格だけ」を線で結ぶようなチャートは情報が少なすぎてしまいます。ですから月足は、必然的にローソク足で描きます。しかし、「陰線と陽線」「ヒゲの長さ」などから細かい部分を見て「当てよう」とするのではなく「上げ」「下げ」「保合(もちあい)」というトレンドを考えてください。大切なのは、トレンドとトレンドの変わり目を強く意識することです。

大きなトレンドと細かい観察

そのほかに、上の例よりももっと具体的な形を見るというアプローチがあります。線を1本ずつ見て、そこで展開された売買をドラマ的に分析しても意味はありませんが、集合形で見たりトレンドラインを見つけることで、前述したトレンドの変化点を探るための情報を得ることができます。「秘密のサインを見つけよう」といった発想で形にばかり目を向けると、“お遊び”のチャート分析になってしまいがちです。基本は「単純にトレンドを見る」ことです。しかし、集合形やトレンドラインを見るというアプローチが加わると、より実践的になります。

トレンドラインができた場合、そのトレンドラインを抜く動きがトレンドの変わり目です。価格の変動は意外と激しいものなので、図で示したようにラインを引くことは、なかなかできません。特に三角形は、まれにしか出現しないと考えてください。しかし、はっきりとラインが見えたときは判断の大きなヒントとなります。

しかし、無理やりにラインを引いてしまうケースが多いように思います。「ラインを引かなくてもラインがくっきりと見える」ときだけ、これからの値動きを示唆するヒントがあるということを忘れないでください。

底練りから上昇トレンドへの変化

形で見る(月足)

くどくなりますが、これらの「形」はチャートの補助的な見方です。いずれも底型、つまり底練りの期間が終わるときにみられるものですが、安値圏に到達し、高値の因果玉(しこり玉)の整理が進むのに十分な日柄(期間)が経過していることが前提です。日柄が経過していないのに「形」を探してしまうと、「木を見て森を見ない」ことになってしまいます。

プロ仕様・大判(FAI規格)月足チャート

chart-10year.jpg林投資研究所による、大判の月足チャート出力サービスです。
過去10年(または20年)間の月足チャートを、描き足しが楽なオリジナルの目盛も含めてコンピュータ出力します。

 過去10年(または20年)分の月足チャート + 描き足し目盛り14年(または4年)分

◎お好み月足チャート10年

月足チャート出力サービスは、5銘柄単位で受け付けています。
お申し込み後に林投資研究所から、「注文確認書」と「払込用紙」を郵送します。そしてご入金確認後に1銘柄ずつ作成し、入念なチェックを行ってから発送します。

●価格表

銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
5~30銘柄 3,500円+税 5~15銘柄、全国一律700円
20~30銘柄、全国一律1,000円
35~50銘柄 3,000円+税 全国一律1,000円
55銘柄以上 2,700円+税 全国一律1,000円

◎低位株月足チャート20年※新サービス

より長期の波動を見るために有効と考え、「お好み月足チャート10年」を、さらに長期間にしたバージョンをスタートさせました。
こちらも、5銘柄単位で受け付けています。

●価格表

銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
5~30銘柄 4,000円+税 5~15銘柄、全国一律700円
20~30銘柄、全国一律1,000円
35~50銘柄 3,500円+税 全国一律1,000円
55銘柄以上 3,000円+税 全国一律1,000円

◎【初回限定】5銘柄月足チャート10年 (1銘柄あたり3,500円 → 1,800円

日足(ひあし)

◆日足(ローソク足)の描き方

描き方は、月足(ローソク足)と同じです。1本の線を描くための要素が、日々の「始値」「高値」「安値」「終値」の4本値になるだけです。

◆日足(ローソク足)の見方

日足チャート(ローソク足)日足のローソク足は、意外と情報が豊富なチャートです。毎日1本ずつ足が増え、1本の足に「陰陽の別」「絶対的な長さ(変動幅)」「直前(前日)の足との組み合わせ」(線組み=せんぐみ)といった情報が含まれます。また「月足」の項で述べたように、集合形を見ることもできます。このように情報が多い結果、とても魅力的で利用する人が多いのですが、短絡的な予測に結びつけてしまう傾向があります。

酒田罫線法』(詳しくはこちら)のようにローソク足の特徴を積極的に使う予測法を利用する以外は、現実から離れた予測法に偏らないように注意することが大切です。ちなみに、ローソク足の集合形を類型化して四十八手として示してあるものは、短絡的な予測を欲する大衆向けに作られた“お遊び”的な考え方だと、プロは厳しく指摘しています。

◆「終値折れ線」の日足はプロが好むチャート

研究所の終値折れ線チャートローソク足が4本値を使って描くのに対して、日々の終値だけを使うのが「折れ線チャート」です。情報量が少ないのでもの足りないと感じる人が多いようですが、トレンドを素直に見るためには非常に合理的な形式のチャートです。

日々の動きをドラマ化して目先の予測を立ててしまいがちですが、終値だけを点で描き、それを線で結んだシンプルなチャートだと、最も大切なトレンドを見ることに自然と集中します。結果として、売買の損益を決定するポジション操作に目が向くのです。したがって、銘柄を固定して数カ月単位の上げ下げを狙う「うねり取り」を行う職人的な売買に適した、プロが使うチャートとされています。

基本的な描き方は、タテの目盛りが1mm=1円、横は1日2mmです。休日は無視しますので、土日が休みの場合は金曜日の終値の2mm右側が月曜日の終値です。

◆日足折れ線を描くコツ

折れ線チャートの描き方終値を点で描き、それを線で結ぶだけですが、ちょっとした描き方で見え方が違ってきます。

細めのサインペンで終値の点を描きます。そして、ボールペンなど細い線をきれいに描くことのできる筆記具で線を引きます。
点と線の間は、図のように少しだけ空けておきます。このほうが、見やすくなります。特に、小動きのときに違いがあります。

中源線(ちゅうげんせん)

◆中源線の特徴

研究所の中源線チャート清の時代にいた中国の伝説的な相場師、陳雅山(ちんがざん)が残した売買法です。日足の折れ線チャートを用いて数式的にトレンドの変化を見る、いわゆるシステム売買です。単なる予測法ではなく、とても実践的に仕上げられています。すなわち、「一定の基準で予測を立てる」「仕掛けと手仕舞いをセットで考えている」「動きに応じたポジション操作を含んでいる」のです。

中源線の売買指示(法示=ほうじ)が方程式によって導き出されるので特殊といえば特殊ですが、上記の3つの要素が含まれた売買を強制的に練習させてくれるという点が、「職人的な売買を練習するための最高の練習道具」として評価され、多くの人に利用されてきました。

詳しくは、「中源線建玉法」のページをご覧ください。 中源線建玉法のページへ

サヤ取りに使うチャート

◆階段式サヤ棒グラフ

商品のサヤ取りを行うためには、「ブロック」と「場帳」が使われます。

この2つに加えて商品相場のサヤ取りに使う道具として、限月間のサヤを表現したチャートがあります。

階段式サヤ棒グラフ右の写真は、6限月(げんげつ)の銘柄で、3番限(ばんきり)を固定した場合の階段式サヤ棒グラフです。中央にある横方向の直線が、3番限の価格です。実際にはすべての限月で価格が変動しますが、3番限を基準とした限月間のサヤを見るために、3番限をこの線に固定して全限月を描きます。3番限の価格が上がっても下がっても常にこの中央の線に固定しておき、ほかの限月とのサヤだけを見る特殊なチャートです。人によっては6限月の4番限を固定したサヤ線を固定します。

一見、複雑なようですが、サヤを見るために考えられた合理的なチャートの描き方です。下に順ザヤと逆ザヤの例を示します。

階段式サヤ棒グラフの説明

先物市場の売買で利益を得る、つまり純粋に先物市場での売買益を得ることが目的ならば、当限に近い限月ではなく期先に近い限月を対象にするべきです。
当限に近い限月を対象にした場合、時間的な余裕がないことが問題です。また、当限が予想外の動きをすることも考えられます。全体が上下に荒れるのならば、売りと買いを同時に建てるサヤ取りでは利益のチャンスが増えますが、当限だけが突飛な動きをするので危険です。片方の銘柄だけが荒れるという状況では、安全性を求めて行うサヤ取りが成立しません。

◆当限(とうぎり)を固定したサヤのチャート

前項で書いたような理由から、サヤ取りの対象は中物(なかもの)や先物(期先の限月)です。しかし商社や現物商などは最終的に現物を扱うことを前提に、ヘッジや手当ての目的で先物市場を見ますから、当限を固定したサヤのチャートを使います。
下の図は、3限月制の時代に流行した、当限を固定したサヤ棒グラフです。

当限固定のサヤ棒グラフ(3限月)

◆最初はブロックと場帳だけがおすすめ

チャートというのは、情報がうまく集約されています。マーケットの価格は、基本的には個別に約定された売り買い、つまりティックです。これを、1日、1カ月、といった単位でまとめ、さらに連続性を持たせて表現したものがチャートです。それだけに便利すぎてしまい、つい安易に使ってしまうのが普通です。ですからサヤ取りでは、まずブロック場帳をつけ、いろいろな選択肢の中から自分の戦略を構築するといった作業をしてください。

実際に、ブロックと場帳だけでサヤ取りを行っているプロもたくさんいます。それに、何番限を固定するのかを決めるには、売買スタイルを明確にする必要があります。

手描きチャートの効用

売買に使うチャートは、大きな紙に手描きすることをおすすめします。その理由は、以下の2つです。

まず、タテとヨコの縮尺の問題です。一般的に使われる、チャートブックやパソコンを利用して画面表示するチャートを考えてください。
例えば、安値の狭い範囲で往来している銘柄があったとします。チャートブックの印刷範囲、またはパソコンの表示範囲には、その狭い範囲での往来が、決められた枠の中に適当におさまるように位取りされます。次に、その銘柄が急騰したとします。この場合、印刷範囲(表示範囲)に入れる期間は同じままで、タテ方向だけを縮めてしまいます。どうでしょうか。急騰前と急騰後では、タテ(価格)とヨコ(時間の経過=日柄、ひがら)の比率が大きく異なってしまいます。

タテとヨコの比率が変わると、どうなるのか──実際の例を見てみましょう。
下に示すのは、ある銘柄が安値の往来から急騰する、2年半の値動きです。

保合のあと急騰した場合のチャート

次に示すのは、うえのチャートに示された値動きのうち、赤い枠で囲んだ2年間の動きと、期間を半年ずらした緑の枠で囲んだ2年間の動きを比較したものです。サイズは同じですが、タテ方向の価格の取り方が異なっています。

表示する高さを固定して期間をずらすと...

急騰したことでタテ方向を縮めたので、右側のチャートでは安値の往来がすごく小さい幅の往来にしか見ません。

タテとヨコの比率が異なっても、上げと下げがひっくり返ってしまうようなことはありません。しかし、急騰前の往来は、急騰後には極端に小さな動きに見えてしまいます。
チャートは、タテとヨコの2次元です。2次元で表現したものを、視覚的に、直感的にとらえるためのものです。それなのにタテとヨコの比率がその時々で変化してしまうようでは、ダメなのです。顔写真でいえば、面長なのか丸顔なのか判断がつかないということです。
タテとヨコの比率が銘柄によって異なる場合、上げトレンドや下げトレンドが「急激なのか緩やかなのか」を判断することができません。チャートは、見た目だけで感覚的に値動きをつかむためのものです。規格が統一されていないチャートを、個人の感性によって考えていく場面で使ってはいけないのです。

手描きチャートをすすめるもうひとつの理由は、人間の創造性を利用するためです。
価格情報は、世界中の投資家にとって平等な情報です。そこから生み出す売り買いの判断などは、人間の個性と創造性によるものです。お手軽な方法で値動きを見て、大多数の人たちと同じ意見を持っても競争には勝てません。ですから、より頭を働かせるようにするために、自分で描いたチャートを広げ、ペンを持ちながらその次に描き足す線を想像し、価格データを見て線を引く──こういう泥くさい作業の重要性は、思っている以上のものがあると思います。

パソコンやケータイなどを駆使することで、短時間で大量の情報に目を通すことができます。また、大量の情報から必要なものだけを拾い出すこともできます。現代の情報戦において、このような行為はとても大切です。
しかし個性や創造性を発揮しないと、情報を入手するだけで終わってしまう可能性があります。情報をインプットする目的は、その情報を基にして、売り買いの判断など独自の情報をアウトプットすることです。チャートを手描きすることは、決してムダなことではありません。一見ムダに思える動作を入れることで、大切なアウトプットの機能を刺激する、とても意味のあることだと考えています。

チャートと変動感覚

チャートを見たときの創造的な感覚を「変動感覚」と呼んでいます。前項で書いたこととテーマは同じですが、別の角度から説明してみたいと思います。

大切なおカネにかかわることなので、理屈が先行して情報のインプットに偏るのが普通です。このとき、インプットに偏ることよりも問題なのが、簡単に手に入れられる情報の多くが実践家向けではないということです。メディアが発信する情報はズバリ、売れる情報です。言い換えると、大多数の人が手軽に処理できる情報で、スポーツ中継の解説のようなエンターテインメント性がある情報なのです。

野球の解説をラジオで聞きながら采配を振る監督はいません。プロゴルファーが録画しておいた試合を観て、解説者の言葉から練習のテーマを考えることもないでしょう。株式市場や商品先物市場のニュースや解説も、読んだその場で「明日もこの欄を見よう」と感じさせるための情報です。これはメディアの批判ではなく、構造的にそうなっているということです。

前項で書いたように、アウトプットを重視するのが大切です。売買で儲けようとする立場、つまりプレーヤーとして欠かせないことなのです。プレーヤーは、一定の常識的な知識をベースにして、そこから先は独自のものを創り出していきます。自分のおカネを自分の手で動かすのですから、自立したプレーヤーとしての工夫をしてください。真剣に臨めば、独自の変動感覚が発達し、周囲の情報に惑わされないで考えていく姿勢がつくられていきます。

まとめ

いろいろなチャートを紹介しながら描き方や見方について解説したので、大切な点をまとめておきます。

◆チャートを見るときの三原則

「チャート」のページでも解説したように、予測は当たりません。少なくとも、「予測は当たらない」ということを前提にして売買を考えるのが、相場技術論です。しかし、周囲の情報に惑わされずに自分の売買をコントロールするためには、チャートなどで値動きを見てしっかりとした予測を立てる必要があります。予測は、「次の一手」を考えるための大切な判断基準なのです。

チャートを見るときに、細かい部分を見すぎないようにするべきだと書きました。チャートは、次の3つのことを基本に観察してください。

  1. 傾向を見る
    トレンドが上向きか下向きか、保合なのか、変わり目に到達しているのかどうか、など。
  2. 形を見る
    一定期間の形をトレンド判断の材料にすることが基本です。
  3. 勢いを見る
    そのトレンドが強力なのかどうかを見ます。だから、タテヨコの比率が大切なのです。

◆チャートは道具のひとつ

チャートは、とても便利な道具です。便利すぎてしまい、「チャートが将来を確実に示している」「ひとつのチャートにはひとつの答えしかない」と考えてしまいがちです。昔はチャートを盲信する人を「ケイ線屋」と呼び、そういう人たちを揶揄した次のような歌がありました。
 ケイ線屋、足を引き引き、足を出し
「足を引く」はチャートを描くことです。最後の「足を出す」は、大損して資金以上の損を抱えてしまうことです。
チャートは自分で作成した道具のひとつで、判断の基準です。結果をコントロールするのは、そのチャートを使う自分自身です。チャートの適切な使い方は、自分自身の創造性だけです。

◆売買に適したチャートを使う

「当たるチャートはどれですか?」という質問をする人がいます。この質問の答えは、存在しません。理由は、これまで述べた通りです。
情報のビジネスを行うのではなく売買で利益を上げることが目的ならば、自分自身の売買法に適したチャートを必要最低限で使うことだけです。「サヤ取り」の項で述べたように、チャートを使わないという選択肢が存在するケースもあります。「日足=ローソク足」と決めつけている人もいますが、流れを見るためには終値の折れ線が使いやすいチャートで、ローソク足は情報過多になりがちです。逆に、ローソク足を積極的に使って予測を立てていく売買手法もあります。

チャートの種類を考えるときは、個々のチャートの優劣ではなく、自分の売買に適したものを選ぶことが重要です。また、チャートを道具のひとつとして位置づけ、自分の創造性を上手に生かすための使い方を考えてください。

チャート用紙

◆大きな用紙を使う

チャートには、一般的な1mm目の方眼紙が適しています。ただし、できるだけ大きなサイズの用紙を使うべきです。小さいサイズの用紙に描くと、ちょっと変動しただけで紙の端に近づいていきます。すると人間の心理として、「これ以上は動かずに、また下げるだろう」と考えてしまうのです。紙の端が価格の限界だなんて、意識のレベルでは考えていません。でも感覚のレベル、つまり無意識レベルではそこに限界があるという根拠のないイメージを持っているものです。また、「この端を超えたら、紙を貼り足さなければいけない」という気持ちが、この根拠のないイメージを正当化します。

こういった偏りをできるだけ少なくした状態で値動きを見る。これがチャートの大切な目的です。大きいサイズの用紙は扱いにくいという欠点がありますが、保管方法や描き足しの手順などを工夫することで欠点を補い、できるだけ大きな用紙を使うようにしましょう。

◆市販の用紙

市販の用紙では、目盛りが700×1,000mmの「B1サイズ」をお勧めします。下の写真は、コクヨ製の方眼紙です。実際に足を描く前に、位取りの線(例えば100円ごと)を鉛筆で引いておきます。50ミリ、100ミリ単位で位取りを間違えて描いてしまうことを防ぐためです。

コクヨのB1サイズ方眼紙は、「コクヨ ホー11N」という品番で販売されています。ほかにも、「トチマン」「セキレイ」といったこのような大きなサイズの用紙は、小さな文具店では在庫していないケースが多いと思います。在庫がない場合は、「50枚が丸めて箱に入った」状態のものを注文することになるでしょう。しかし大規模な文具店、あるいは製図用品を扱っている文具店などに行くと、大きな引き出しに伸ばした状態で在庫してあり、それを1枚単位で買うことができる場合もあります。

コクヨの方眼紙

クリックで拡大します

 

◆Winsoft(ウインソフト)製 目が疲れない月足専用のチャート用紙

FAI投資法を実践している林投資研究所の会員が、すばらしい工夫を盛り込んで仕上げた月足専用の用紙があります。市販のものより高価ですが、とても使いやすいのでお勧めします。

下の写真は、Winsoftのチャート用紙です。一般的な方眼紙が完全な1mm目なのに対して、「2mm幅の足」を描いて「1mm空ける」というローソク足の描き方にピッタリ合わせた線が印刷されています。工夫した点線を使っているので、1mm目の方眼紙に比べてローソク足を描くときに目が疲れないのです。

Winsoft社の月足専用用紙

クリックで拡大します

 

Winsoft社の月足専用用紙に足を描き込んだもの

クリックで拡大します

 

この用紙は、Winsoft社に直接申し込んでください。 →Winsoft社の販売ページは、こちらをクリック

林投資研究所による「月足チャート出力サービス」があります → こちらをクリック

チャートの管理(保管と描き足し)

◆丸めて保管する方法

丸めた日足チャート クリックで拡大画像左の写真のように、チャート用紙を丸めて保管する方法があります。
B1サイズ(目盛りが700×1,000mm)を縦長に使います。

かなり長い期間のチャートでも、限られたスペースで保管できます。

写真に写っているブルーのスタンドは、SAKURAIの「ワゴンスタンド」です。

丸めた日足チャート クリックで拡大画像 描き足すときと見るときは、右の写真のように広げます。さかのぼってみるときは、両端とも丸めることで、それほど広い場所がなくても扱うことができます。

じっくり眺めるためには、会社情報などを用紙の上に置いてクルクルッと中央に寄ってしまわないように押さえます。

◇紙が足りなくなったら

描き足しで用紙の端まで届いたら、同じサイズの用紙を貼り足します。新しい用紙の余白部分をカッターで切り落とし、ていねいにノリで貼りつけます。ノリのつけ方や位置の合わせ方に、慣れと技術が必要です。

◆折りたたんで重ねる方法

FAI投資法では、数多くの月足を用意します。丸めて保管する方法では多くの月足チャートを保管するのに適しません。また複数の銘柄を比較するときにも、丸めていないほうが扱いやすいので、図のように折りたたんだチャートを重ねて保管しています。

●折りたたんだ月足チャート (クリックで拡大画像)

林投資研究所の月足 クリックで拡大画像

●折りたたんだ月足チャートを重ねたところ (クリックで拡大画像)

林投資研究所の月足(山) クリックで拡大画像

●月足を保管している棚 (クリックで拡大画像)

林投資研究所の月足棚 クリックで拡大画像

◆月足チャート用紙を折りたたむ方法

用紙が長いので曲がらないように注意しながら、少しずつ位置を決めていくようにします。
できるだけ広いテーブルで作業してください。

月足チャート用紙を折りたたむ方法

底型・天井型111例(一般)底型・天井型111例(一般)

過去にFAIクラブで選定した中から111銘柄について、FAI規格のままタテヨコともに50%縮小してA....

底型・天井型111例(会報会員)底型・天井型111例(会報会員)

過去にFAIクラブで選定した中から111銘柄について、FAI規格のままタテヨコともに50%縮小してA....

【原本】 FAIクラブの株式投資法 3巻セット【原本】 FAIクラブの株式投資法 3巻セット

林投資研究所が創業以来、発行し続けている売買手法の研究誌「研究部会報」に連載を開始し、真剣に手法の解....

【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.1【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.1

林投資研究所が創業以来、発行し続けている売買手法の研究誌「研究部会報」に連載を開始し、真剣に手法の解....

【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.2【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.2

林投資研究所が創業以来、発行し続けている売買手法の研究誌「研究部会報」に連載を開始し、真剣に手法の解....

【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.3【原本】 FAIクラブの株式投資法 VOL.3

林投資研究所が創業以来、発行し続けている売買手法の研究誌「研究部会報」に連載を開始し、真剣に手法の解....

【初回限定】5銘柄月足チャート10年【初回限定】5銘柄月足チャート10年

プロ仕様・大判(FAI規格)月足チャートの初回申込みに限定した、特別割引価格。お好きな「5銘柄」を、....

プロ仕様・大判(FAI規格)お好み月足チャート10年プロ仕様・大判(FAI規格)お好み月足チャート10年

プロが好む大判の月足チャートを、直近までコンピュータ出力するサービス。過去10年間の月足チャートを、....

【新商品】低位株月足チャート20年【新商品】低位株月足チャート20年

お好み月足チャート」の20年印刷済みのものです。プロが好む大判の月足チャートを、直近までコンピュータ....

新版 中源線建玉法(一般価格)新版 中源線建玉法(一般価格)

プロの相場技術をシンプルなロジックに集約した、機械的売買手法。日々の終値を結んだシンプルな折れ線チャ....

定本酒田罫線法定本酒田罫線法

酒田罫線法は「相場の見方」ではなく「売買のやり方」を示している。本間宗久の創始といわれているがそれは....

【ソフト】中源線 株式版【ソフト】中源線 株式版

林輝太郎考案のシステム売買「中源線建玉法」をソフト化したもの。キザミの変更や最適キザミの算出などの機....

【ソフト】中源線 商品版 (商)【ソフト】中源線 商品版 (商)

商品相場の場合、先物2本の価格を同時に見ることになる。手作業では難しい計算を自動的に判断してくれる。....

【ソフト】中源線 株式・商品セット (商)【ソフト】中源線 株式・商品セット (商)

株式版・商品版のセット割引価格。『中源線建玉法』(2001)が必須。

【ソフト】チャート・ギャラリー エキスパート【ソフト】チャート・ギャラリー エキスパート

各種のチャートを表示するソフト。日足、週足、月足に加えて年足に、さまざまな指標を重ねることが可能。「....

【ソフト】チャート・ギャラリー プロ【ソフト】チャート・ギャラリー プロ

各種のチャートを表示するソフト。日足、週足、月足に加えて年足に、さまざまな指標を重ねることが可能。「....

【ソフト】チャート・ギャラリー スタンダード【ソフト】チャート・ギャラリー スタンダード

各種のチャートを表示するソフト。日足、週足、月足に加えて年足に、さまざまな指標を重ねることが可能。銘....

林投資研究所投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第2602号
一般社団法人日本投資顧問業協会会員

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-13-8 ホウエイビル4階 TEL 03-5953-8761  FAX 03-5953-8762

※ご注意:林投資研究所は、証券取引行為や金銭・有価証券の預託貸付は行いません。