Vol. 331 順張り逆張り(3)

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 連載「トレード哲学」……6
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週末に調子よく飲んで明け方に帰宅したら、「遅いわね……」とチクリ。
「いやいや、夜遅いんじゃなくて朝早いんだ」と答えましたが、ダメですかね?
 
 
相場で大切なのは「時間」です。
上がると予想して上がった。。。でも、5年かかって1割の値上がり。
これは予想が当たったとはいえませんよね。
 
順張り、逆張りを考えるときにも、「時間」の問題を無視できません。
 
【ケース1】
3年かけて下げ、5年間の底練りでジワジワと下値を切り上げた。
「いよいよだ」と判断して買った。
 
低位株投資において、時間を有効にする意味で“絶好のタイミング”を狙う視点ですが、最安値からは数割、へたをすると2倍になっていることさえあります。
 
でも、底練りの出口を狙う、大きな変動がないうちに安値圏で買うので、実践者の感覚では「逆張り」と呼ぶことができます。
 
【ケース2】
長期的な安値の横ばいが続き、変動幅がグッと小さくなった。煮詰まった!
「いよいよかな」と思っていたら動意づき、月足で上放れ陽線が出現した。
「兆しでまちがいない」と考え、押し目を丁寧に拾った。
 
動き始めてから乗ったので「順張りだ」と呼べますが、目先の押し目で買ったので、玉の入れ方は「逆張り」です。
 
 
林投資研究所の低位株投資「FAI投資法」では最初に、株価の大きな上げ下げを見ます。
2つのケースは、そんな観察から生まれる“あるある”の状況です。
 
3年、5年といった長い期間のトレンドを見出すことになり、こんな視点が現実の売買をラクにしてくれます。
 
ただし、「今日は……」「明日は……」と刹那的な市況解説に慣れた人とは“時間軸”にギャップがあるので、いきなり説明しても理解されません。
 
林 知之

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林投資研究所が創業以来、発行し続けている売買手法の研究誌「研究部会報」に連載を開始し、真剣に手法の解....

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