Vol. 380 待て!

昭和の時代、「先生」「師匠」といった人たちは乱暴でした。
「なんで言う通りにしないんだ!」
「犬だって『お手』と言ったらするよ。おまえは犬以下だな」
さすがに、今の時代でなくてもヒドいと思います。
 
私が相場を教わったのは、父の林輝太郎です。
新刊『億トレIII』で語る内容は、戦後の半世紀。
輝太郎が多くの人に教わった思い出話の中には、一匹狼的な昭和の相場師の哲学を学び、相場との向き合い方を構築したプロセスが凝縮されています。
 
でも、私には多くのことを言いませんでした。
 
日々の値を記録して流れを観察すること、
狙いを定めてブレないこと、
他人の意見を聞かないこと・・・
 
初期に“手取り足取り”教えてくれた時期でも、半年ほど場帳をつけたあと基本を説明すると、「じゃあ、やってみろ」でおわり……。
 
でも、繰り返し言われた言葉があります。
「これ、チャンスかなぁ」という私の問いに対して「待て」、こればかり言われたことを記憶しています。
 
「チャンスと感じるだろうが、もっと大きな流れを見るんだ」
 
こういう具体的な説明はなかったのですが、“計算上、勝つことしか考えられない”状況を待つ、こんなイメージを植えつけられました。
 
相場における「永遠の課題」なのですが、向くべき方向だけは教えてもらいました。
 
 
林 知之

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