Vol. 387 応援団はやめましょう

「一生に一度のお願い!」
何度でも使う人、周囲にいませんか?
 
意外と多いのが、ちょっとばかり思考停止の傾向にある投資家です。
人間は、単純な選択は得意。
でも、情報が多いと処理しきれなくなります。
行動経済学では、「情報負荷による思考停止」と呼びます。
 
私が最初に仕事をした証券会社では、店頭の常連客が、賽銭箱に見立てたケロヨンの貯金箱に10円玉を入れて、株価ボードに向かって「今日も頼むよ~」と手を合わせていました。
 
「カネ儲けを頼むのなら、もう少し入れたほうが……」と言いたくなりましたが、相手は神様ではありません。
小銭が貯まるとお茶菓子を買ってきて、営業マンと投資家でお茶を飲むだけですし、そもそも「持ち株上がって~」なんて願いが届くことはありません。
 
『目標株価○○円』
 
「自らの努力がおよばないものを目標とするのはおかしい」と、ときどきツッコミを入れている投資関連情報のひとつですが、「持ち株について、とても不安、だけど投げたくない」「上がってくれよ~」というお願いと、本質的に変わらないと思うからです。
 
こんな状態こそが相場の“あるある”なので、悲観したり、自分にダメ出しする必要はないのですが、水に流されている落ち葉のような状態ではなく、自らの意思で泳ぎたいものです。
 
株価の推移をジッと見守りながら、届くことのないエールを送る・・・
 
そんな応援団ではなく、プレーヤーとして「手法」を駆使すべきです。
 
「手法」というと難しく聞こえますが、整理してみれば意外と単純です。
 
・ポジションを増減させる発想
・自分が得意なパターンに狙いを定める姿勢
・手仕舞いを意識した出動
 
趣味や仕事でフツーにこなしていることばかりです。
 
 
林 知之

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