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後編 道具にこだわるのが相場上達の近道

「前編 手描きチャートがオススメのワケ」を確認

後編 道具にこだわるのが相場上達の近道

3.チャート用紙

◆大きな用紙を使う
チャートには、一般的な1mm目の方眼紙が適しています。ただし、できるだけ大きなサイズの用紙を使うべきです。
小さいサイズの用紙では、ちょっと変動しただけで紙の端に近づきます。人間の心理として、「これ以上は動かずに、また下げるだろう」と考えてしまうのです。

紙の端が価格の限界だなんて、意識のレベルでは考えていません。でも感覚のレベル、つまり無意識レベルでは、そこに限界があるというイメージを抱くのです。
「この端を超えたら、紙を貼り足さなければいけない」という気持ちが、この根拠のないイメージを正当化します。

こういった偏りをできるだけ少なくした状態で値動きを見る──チャート観察の大切なポイントです。
大きいサイズの用紙は扱いにくいという欠点がありますが、保管方法や描き足しの手順などを工夫することで欠点を補い、できるだけ大きな用紙を使うようにしましょう。

◆市販の用紙
市販の用紙では、目盛りが700×1,000mmの「B1サイズ」をおすすめします。
下の写真は、コクヨ製の方眼紙です。実際に足を描く前に、位取りの線(例えば100円ごと)を鉛筆で引いておきます。
50㎜、100㎜単位で位取りを間違えて描いてしまうことを防ぐためです。

コクヨのB1サイズ方眼紙は、「コクヨ ホ-11N」という品番で販売されています。ほかにも、「トチマン」「セキレイ」といったブランドがありますが、いずれにしても大きなサイズの用紙は、小さな文具店では在庫していないケースが多いと思います。

在庫がない場合は、「50枚が丸めて箱に入った」状態のものを注文することになるでしょう。
大規模な文具店、あるいは製図用品を扱っている文具店などに行くと、大きな引き出しに伸ばした状態で在庫してあり、それを1枚単位で買うことができる場合もあります。

4.プロ仕様・大判(FAI規格)月足チャート

大判の月足チャート出力サービス

林投資研究所による、大判の月足チャート出力サービスです。
過去10年間もしくは20年間の月足チャートを、描き足しがラクなオリジナルの目盛も含めてコンピュータ出力します。

  • 低位株月足チャート20年
    → 過去20年分の月足チャート + 描き足し目盛り4年分
  • お好み月足チャート10年
    → 過去10年分の月足チャート + 描き足し目盛り14年分
  • 【初回限定】5銘柄月足チャート
    → 過去10年分の月足チャート + 描き足し目盛り14年分

低位株月足チャート20年

月足チャート出力サービスは、1銘柄単位で受け付けています。
お申し込み後に林投資研究所から、「注文確認書」と「払込用紙」を郵送します。そして、ご入金確認後に1銘柄ずつ作成し、入念なチェックを行ってから発送します。

お好み月足チャート20年のお申し込みはこちら

銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
1〜4銘柄 4,950円(税込) 全国一律900円
5〜30銘柄 4,400円(税込) 全国一律900円
31〜50銘柄 3,850円(税込) 全国一律900円
51銘柄以上 3,300円(税込) 全国一律900円

お好み月足チャート10年

こちらも、1銘柄単位で受け付けています。

お好み月足チャート10年のお申し込みはこちら

銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
1〜4銘柄 4,400円(税込) 全国一律900円
5〜30銘柄 3,850円(税込) 全国一律900円
31〜50銘柄 3,300円(税込) 全国一律900円
51銘柄以上 2,970円(税込) 全国一律900円

【初回限定】5銘柄月足チャート10年

はじめてのお申し込みに限り、5銘柄のみで承ります。

【初回限定】5銘柄月足チャート10年のお申し込みはこちら

銘柄数 価格 送料
5銘柄 9,900円(税込)
※ 1銘柄あたり1,980円(税込)
全国一律900円

5.チャートの管理(保管と描き足し)

大判の月足チャート出力サービス

◆丸めて保管する方法
写真のように、チャート用紙を丸めて保管する方法があります。
B1サイズ(目盛りが700×1,000mm)を縦長に使います。
かなり長い期間のチャートでも、限られたスペースで保管できます。
写真に写っているブルーのスタンドは、SAKURAIの「ワゴンスタンド」です。

大判の月足チャート出力サービス

描き足すときと見るときは、下の写真のように広げます。さかのぼって見るときは両端とも丸めれば、それほど広い場所がなくても扱うことができます。
じっくり眺めるためには、会社四季報などを用紙の上に置いてクルクルッと中央に寄ってしまわないように押さえます。

◆紙が足りなくなったら
描き足しで用紙の端まで届いたら、同じサイズの用紙を貼り足します。新しい用紙の余白部分をカッターで切り落とし、ていねいにノリで貼りつけます。ノリのつけ方や位置の合わせ方に、慣れと技術が必要です。

◆折りたたんで重ねる方法
FAI投資法では、数多くの月足を用意します。丸めて保管する方法は、多くの月足チャートを保管するのに適さないからです。複数の銘柄を比較するときにも、丸めていないほうが扱いやすいので、折りたたんだチャートを重ねて保管しています。

  • ●折りたたんだ月足チャート
  • ●折りたたんだ月足チャートを重ねたところ
  • ●月足を保管している棚

◆月足チャート用紙を折りたたむ方法
用紙が長いので曲がらないように注意しながら、少しずつ位置を決めていくようにします。
できるだけ広いテーブルで作業してください。

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