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WEB読みもの 手描きチャートと変動感覚

WEB読みもの第10弾
 
2021年2月18日 前編公開
2021年3月1日 後
公開
 
 
── 目次 ──
  1. 手描きチャートの効用
  2. チャートと変動感覚
  3. チャート用紙
  4. プロ仕様・大判(FAI規格)月足チャート
  5. チャートの管理(保管と描き足し)
 
 
 
前編~手描きチャートがオススメのワケ

1.手描きチャートの効用

 
売買に使うチャートは、大きな紙に手描きすることをおすすめします。その理由は、以下の2つです。
 
まず、タテとヨコの縮尺の問題です。一般的に使われる、チャートブックやパソコンを利用して画面表示するチャートを考えてください。
例えば、安値圏で小さく往来している銘柄があったとします。チャートブックの印刷範囲、またはパソコンの表示範囲には、その小さな往来が、決められた枠の中に表示されるように位取り(くらいどり)されます。
 
次に、その銘柄が急騰したとします。この場合、印刷範囲(表示範囲)に入れる期間はずれますが日数は同じまま、大きく動いた値幅をおさめるためにタテ方向を縮めてしまいます。
どうなるでしょうか。急騰前と急騰後では、タテ(価格)とヨコ(時間の経過=日柄、ひがら)の比率が大きく異なってしまいます。
 
タテとヨコの比率が変わると、どうなるのか──実際の例を見てみましょう。
下に示すのは、ある銘柄が安値の往来から急騰する、2年半の値動きです。
 
ch_ex_r1.jpg
 
次に示すのは、上のチャートに示された値動きのうち、赤い枠で囲んだ2年間の動きと、期間を半年ずらした緑の枠で囲んだ2年間の動きを比較したものです。サイズは同じですが、タテ方向の価格の取り方が異なっています。
ch_ex_r2.jpg
 
急騰したことによってタテ方向を縮めたので、右側のチャートでは安値の往来がすごく小さい幅にしか見えません。
 
タテとヨコの比率が異なっても、上げと下げがひっくり返ってしまうようなことはありません。しかし、急騰前の往来は、急騰後には極端に小さな動きに見えてしまいます。
 
チャートは、タテとヨコの2次元です。2次元で表現したものを、視覚的、直感的にとらえるためのものです。タテとヨコの比率がその時々で変化してしまうようでは、ダメなのです。顔写真でいえば、面長なのか丸顔なのか判断がつかないということです。
 
タテとヨコの比率が銘柄によって異なる場合、上げトレンドや下げトレンドが「急激なのか緩やかなのか」を判断することができません。
チャートは、見た目だけで感覚的に値動きをつかむためのものです。規格が統一されていないチャートを個人の感性によって眺めるのは、明らかな矛盾です。
 
手描きチャートをすすめるもうひとつの理由は、人間の「創造性」を利用するためです。
 
株式市場の価格情報は、世界中の投資家にとって平等に与えられるデータです。しかし、そこから生み出す売り買いの判断などは、人間の個性と創造性によるものです。この部分で勝ち負けが決まるのです。お手軽な方法で値動きを見ても、競争には勝てません。
 
競争に勝つためには、より頭を働かせることです。自分で描いたチャートを広げ、ペンを持ちながらその次に描き足す線を想像し、価格データを見て線を引く──こういう泥くさい作業の重要性には、想像以上のものがあると思います。
 
パソコンやスマホを駆使することで、短時間で大量の情報に目を通すことができます。また、大量の情報から必要なものだけを拾い出すこともできます。
現代の情報戦において、とても大切な部分です。
 
しかし個性や創造性を発揮しないと、情報を入手するだけで終わってしまう可能性があります。情報をインプットする目的は、その情報を基にして、売り買いの判断など独自の情報をアウトプットすることです。
 
チャートを手描きすることは、決してムダなことではありません。一見ムダに思える動作を加えることで、大切なアウトプットの機能を刺激する、とても意味のあることなのです。
 
 

2.チャートと変動感覚

 
チャートを見たときの創造的な感覚を「変動感覚」と呼んでいます。前項とテーマは同じですが、別の角度から説明してみたいと思います。
 
株式の売買は大切なおカネにかかわることなので、オトナとして慎重になります。理屈が先行して情報のインプットに偏るのが普通です。
このとき、インプットに偏ることよりも問題なのが、カンタンに手に入る情報の多くが、実践家向けではないということです。
 
メディアが発信する情報はズバリ、売れる情報です。言い換えると、大多数の人が手軽に処理できる情報、スポーツ中継の解説のようなエンターテイメント性がある情報なのです。
 
野球の解説をラジオで聞きながら采配を振るう監督はいません。プロゴルファーが録画しておいた試合を観て、解説者の言葉から練習のテーマを考えることもないでしょう。
 
株式市場や商品先物市場のニュースや解説も、読んだその場で「明日もこの欄を見よう」と感じさせるための情報です。メディアの批判ではありません。構造的なことです。
 
前項でも述べたように、競争社会における活動では、独自性を発揮するためのアウトプットが大切です。売買で儲けようとする立場、つまりプレーヤーとしても、欠かせないことなのです。
 
プレーヤーは、常識的な知識をベースにして、そこから先は独自のものを創り出していきます。自分のおカネを自分の手で動かすのですから、自立したプレーヤーとしての工夫をしてください。
 
真剣に臨めば、独自の変動感覚が発達し、周囲の情報に惑わされないで考える姿勢がつくられていくはずです。
 
 
 
後編~道具にこだわるのが相場上達の近道

3.チャート用紙

◆大きな用紙を使う

チャートには、一般的な1mm目の方眼紙が適しています。ただし、できるだけ大きなサイズの用紙を使うべきです。
小さいサイズの用紙では、ちょっと変動しただけで紙の端に近づきます。人間の心理として、「これ以上は動かずに、また下げるだろう」と考えてしまうのです。
 
紙の端が価格の限界だなんて、意識のレベルでは考えていません。でも感覚のレベル、つまり無意識レベルでは、そこに限界があるというイメージを抱くのです。
「この端を超えたら、紙を貼り足さなければいけない」という気持ちが、この根拠のないイメージを正当化します。
 
こういった偏りをできるだけ少なくした状態で値動きを見る──チャート観察の大切なポイントです。
大きいサイズの用紙は扱いにくいという欠点がありますが、保管方法や描き足しの手順などを工夫することで欠点を補い、できるだけ大きな用紙を使うようにしましょう。

◆市販の用紙

市販の用紙では、目盛りが700×1,000mmの「B1サイズ」をおすすめします。
下の写真は、コクヨ製の方眼紙です。実際に足を描く前に、位取りの線(例えば100円ごと)を鉛筆で引いておきます。
50㎜、100㎜単位で位取りを間違えて描いてしまうことを防ぐためです。
 
コクヨのB1サイズ方眼紙は、「コクヨ ホ-11N」という品番で販売されています。ほかにも、「トチマン」「セキレイ」といったブランドがありますが、いずれにしても大きなサイズの用紙は、小さな文具店では在庫していないケースが多いと思います。
 
在庫がない場合は、「50枚が丸めて箱に入った」状態のものを注文することになるでしょう。
大規模な文具店、あるいは製図用品を扱っている文具店などに行くと、大きな引き出しに伸ばした状態で在庫してあり、それを1枚単位で買うことができる場合もあります。
 
kokuyo.jpg
 

4.プロ仕様・大判(FAI規格)月足チャート


林投資研究所による、大判の月足チャート出力サービスです。
過去10年(または20年)間の月足チャートを、描き足しがラクなオリジナルの目盛も含めてコンピュータ出力します。
 
chart-10year.jpg
 過去10年(または20年)分の月足チャート + 描き足し目盛り14年(または4年)分

◆低位株月足チャート20年

より長期の波動を見るために有効と考え、「お好み月足チャート10年」を、さらに長期間にしたバージョンもあります。こちらも、1銘柄単位で受け付けています。
 
●価格表
銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
1~ 4銘柄 4,950円(税込) 全国一律900円
5~30銘柄 4,400円(税込) 全国一律900円
31~50銘柄 3,850円(税込) 全国一律900円
51銘柄以上 3,300円(税込) 全国一律900円
 

◆お好み月足チャート10年

月足チャート出力サービスは、1銘柄単位で受け付けています。
お申し込み後に林投資研究所から、「注文確認書」と「払込用紙」を郵送します。そしてご入金確認後に1銘柄ずつ作成し、入念なチェックを行ってから発送します。
 
●価格表
銘柄数 1銘柄あたりの価格 送料
1~ 4銘柄 4,400円(税込) 全国一律900円
5~30銘柄 3,850円(税込) 全国一律900円
31~50銘柄 3,300円(税込) 全国一律900円
51銘柄以上 2,970円(税込) 全国一律900円
 

◆【初回限定】5銘柄月足チャート10年

はじめてお申し込みの方に限り、お好きな銘柄5枚を、特別価格(送料別9,900円)でご提供します。
 
1銘柄あたり3,850円(税込) → 1,980円(税込)
 
 
 

5.チャートの管理(保管と描き足し)

◆丸めて保管する方法

下の写真のように、チャート用紙を丸めて保管する方法があります。
B1サイズ(目盛りが700×1,000mm)を縦長に使います。
かなり長い期間のチャートでも、限られたスペースで保管できます。
写真に写っているブルーのスタンドは、SAKURAIの「ワゴンスタンド」です。
 
ch_ex_hi1.jpg
 
描き足すときと見るときは、下の写真のように広げます。さかのぼって見るときは両端とも丸めれば、それほど広い場所がなくても扱うことができます。
じっくり眺めるためには、会社四季報などを用紙の上に置いてクルクルッと中央に寄ってしまわないように押さえます。
 
ch_ex_hi2.jpg
クリックで拡大画像

◆紙が足りなくなったら

描き足しで用紙の端まで届いたら、同じサイズの用紙を貼り足します。新しい用紙の余白部分をカッターで切り落とし、ていねいにノリで貼りつけます。ノリのつけ方や位置の合わせ方に、慣れと技術が必要です。

◆折りたたんで重ねる方法

FAI投資法では、数多くの月足を用意します。丸めて保管する方法は、多くの月足チャートを保管するのに適さないからです。複数の銘柄を比較するときにも、丸めていないほうが扱いやすいので、折りたたんだチャートを重ねて保管しています。

●折りたたんだ月足チャート
ch_ex_tuki3.jpg
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●折りたたんだ月足チャートを重ねたところ
ch_ex_tuki2.jpg
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●月足を保管している棚
ch_ex_tuki1.jpg
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◆月足チャート用紙を折りたたむ方法

用紙が長いので曲がらないように注意しながら、少しずつ位置を決めていくようにします。
できるだけ広いテーブルで作業してください。
 
ch_ex_p2.jpg
 

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